少し前に訪れた大迫友紀さんの
森岡書店さんでの個展にて。
この器をお迎えしました。

そう、選んだのは
少し大ぶりな花器。
大迫さんと最初に出会ったのは
もう10年近く前のクラフトフェア松本。
その時に選んだ花器の
大きいサイズとも言えるデザインです。
選んだ時は、
「特別な日に飾るのにぴったりかも。」
そんなふうに思っていました。
でも不思議なことに、
今ではすっかり、
わが家の景色の一部になっています。
柔らかで、
氷や雪を思わせるようなひんやりとした空気を纏った白。
フロストのガラス。
これらが織りなす静かな存在感。
光の入り方や、
置く場所によって表情が変わって、
何も活けていない時でさえきれいです。
ただそこにあるだけで、
空気まで少し整う気がします。

底面にはサインの刻印も。

古い家具の上にも、
北欧の照明のそばにも、
自然と馴染んでくれる。
でも、ただ“馴染む”だけじゃなくて、
ちゃんと特別。
視線を向けるたび、
小さく心が動くような花器です。

庭で咲いていたコデマリを飾ってみたら、
白と白なのに単調にならず、
むしろ花の輪郭がふわっと浮かび上がる感じ。
大迫さんの作品はどれも、
繊細な華やかさなのに、
景色を変える大きな力があるんですよね。
作家さんのものって、
つい『大事にしまい込むもの』になりがちだけれど、
やっぱりこうして日常の中で使ってこそ、
私には意味のあるもののような気がしています。
花束を飾っても、
大きめの枝物を一つでも、
そして、
何も飾らなくても。
暮らしの景色を静かに整えてくれる、
大好きな花器です。

こちらは今まで少しずつ、
約10年かけて揃えてきた
大迫さんの作品たち。


どの作家さんの作品もそうですが、
やっぱり手仕事のものって
唯一無二の美しさが宿っているなと思います。
この新しい花器も
大切に、長く使っていきたいと思います。
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