こだわりのあるバザーに参加してみたら…予想外の秋の収穫に : 古く小さく愛しいわが家

何度も足を運んでは、
素敵な古道具を買っているお店で
先日バザーがありました。

そのお店で出会ったものたち

今回、そのバザーに
わが家は出店者として
参加させていただきました。

朝は雨がぱらつき、
タープのない私たちはどうなるものかと思いつつ、
お店側のご好意で
古民家カフェの縁側の一部を
貸していただき、無事お店を開けることに。

フリマ、とか、バザーとか
ずっと興味はあるものの、
出店者経験はまだこれで2回目。

好きなものを売る、ということに
憧れのある私たち夫婦にとって
まるでそれは体験学習のような
幸せな時間になりました。

もちろん、家で不要になったもので
少しでも家が片付いて
尚且つ、収入になればいいな、と
思っていたのは本音です。

売り上げ金額も
ちょっとしたパートさんの月給くらいにはなり、
正直、びっくりしたものの、
でもそれより何より嬉しかったのは
自分たちが選んできた
「好き」
を通じて、他の方と接したり、お話ししたり。

そういうそこでしか得られない
「ご縁」
に恵まれたことがとても感慨深い思い出となりました。

10数店舗の出店がある中で、
アマチュアの方はわが家を含め
ごく一部のように見受けられました。

出展希望者は多数いたそうで、
よくわが家を選んでいただけたな〜と思うような、
そんな素敵なお店で会場は溢れていました。

私たちの店舗で結構反響が大きかったのは
クリスマス関連のものや
ミナペルホネンのものかな。

女性の決断力って早い！
最初は誰か買ってくれるんだろうか、と思っていたのですが
もう一人目の来店者さんがきてからは
こちらが慌てるほどの反響ぶりでした。

ちょっと背伸びしたくて
場の空間作りに
非売品の
夫手作りの
木工品もいくつか持って行ったのですが…

これがなかなかの反響があったのも
大きな喜びで。

上のツリーもそうだけど
オーナメントを飾る台として持っていきました）、
オブジェの反響がとても大きかった！！

一番右側の
女性の像です。

女神、と呼んでくれる
お客様もいました。

まだ制作途中で、
暇を見つけては試行錯誤しながら
彼女と向き合っている夫です。

木を見て浮かんでくる造形を
そのまま自然と形にしていくのだそう。

老若男女問わず
手に取ってくださる方が
たくさんいて。

気にしてくださるお客様がいるタイミングに限って
夫がお店から外していることが多く、
中には
再度足を運んでくださってお話ししてくださる方も。

喧嘩は日常茶飯事の私たちですが、
彼の趣味を改めて誇りに思った自分がいるのも事実です。

と、話が彼の木工のことばかりになりましたが、
お店に並べたのは
家で出番が少なくなったもの、
眠っていたものの中でも、
「わかってくれる人に伝わったらいいな」
というものを中心に置いてみました。
（会場の雰囲気も損ねたくなかったし、
素敵バザーにせっかく参加させていただいたからには
やっぱり私たちも素敵なお店の一部に近づきたかったですしね）

素人がつける価格だから、
適正価格かはわからないけれど、
（決して高いものはなかったとは思いますが）
愛用していた色褪せたmade in USAのL.L.Beanの帆布トートは
おしゃれな男性陣が続々と手に取って検討してくださり、
買った方はおそらく出店者さんのようでしたが、
お友達にバッグを見せながら嬉しそうに遠くで話しているのが
とても印象的でした。
（隣に趣味で古着を販売していた方に話を聞くと
私の設定価格が安すぎたみたいです…。）

値段設定はしたものの
商売屋の娘でもある私は、
まとめ買いをしてくれたり、
好きで買ってくれているんだな、っていう方には
ついおまけしたりディスカウントしたりしてで、
あってないような値段のお店でした。

実は私、先月末、
悩んでいらなくなった服を某全国チェーンの古着屋さんに
持って行ったばかり。

そこでつけられた価格は
正直悲しくなるような値段でした。

今回参加することが決まっていれば
持っていかなかったのに、と思われるようなものも
結構あったので、残念な限りです。

それと比べて今回は
収益の大きいこともあったとは思うんですが、
好きなものを通じて、たくさんの方達と出会えた喜びが大きかったです。

価値観は人それぞれ、ですが。

自分が使わなくなったものが、
それを欲しい、と感じる人の元へ
循環していくことってなんて素晴らしいんだろうと
思った1日でした。