約8ヶ月の月日を経て。


世界に一足だけの、
私の靴が


はぁ〜、とため息。

そして、中から出てきたのは、
世界にただ一つだけ、
私の足のために、
生まれてきた靴。

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この靴をオーダーしたのは、
去年の6月4日、
千葉で開催された「にわのわ」というマーケットにて。


この靴の作り手さんは
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(ぶれててすみません…)

kino shoe worksさんという、靴工房の方。


オーダーしたのは
千葉のイベントですが、
その前の週に足を運んだ
クラフトフェア松本にもご出展されてて、
でもその時は声をかける勇気がもてなくって、
諦めたんですが、
翌週にまさかの再開!


緊張しながらも、
人生初「ビスポーク」。
(足の形に合わせて、
靴を作ってもらうことをビスポーク、っていうんだよ、って
相方さんに教わって初めて知った単語です…。)






その結果、
仕上がった靴がこちらなのです。

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う、美しいよ〜。


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こんな感じで、
型紙の上に立ち、
足のサイズを記載した上で
甲の高さなど、いろんなポイントをチェックして、 
作っていただいた、一足…

(過去記事は、こちら→) 


このステッチステッチ一つずつが、
木下さんの手仕事によるもの。


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一足作るだけで
どれだけの労力、時間が費やされるんだろう…



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シューレースもレザー同系色のレザーで。


ソールはウッドソールに、
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プラスのゴム仕上げ。

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つま先の部分と

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かかとの部分、
違う素材が使われているこだわりよう。

Vibram sole(ヴィムラムソール)という
イタリア製のゴム底。
山も好きな相方さん曰く、
登山靴によく使われているんだよ、というくらい、
確かなもの。

1937年、登山家の手によって
イタリアで生まれたものなんだということを
今回調べて改めて知りました。


 

 
↑この靴たち、
全部ビブラムソールなんですよ〜。
オシャレ靴からバスケットシューズ、
登山シューズまで
幅広いシューズに支持されていることから
この靴底の信頼度がわかります。


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カーフのヌメ革を贅沢に使った上に、
はき心地にもこだわって
見えない部分にもいい素材を惜しみなく使われている、一足…


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当然、足に左右差があるので
仕上げられた靴も
その形に沿って出来上がっている姿を再確認した時は
思わず感動…


そして…
いよいよ、足を入れてみることに。

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うん!想像通り♪

というより、それ以上!


当然、革はまだ硬く
履くまではこんな感じで…
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靴べらが必須ですが…

(いい靴べらが我が家にはあります。
チークの、手仕事のもの…。
これについてはまた、後日。)

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足を通すと窮屈な部分はどこにもなく、
何よりも
いい素材でヌメで、
一切邪魔なデザインのない
シンプルな作りが
とても好みで
見ているだけでニマニマしてしまう…


送られてきた靴には、
お手入れの方法に添えて、
お手紙も…


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はい、育てます。
育てますとも!!!


とても素敵なメッセージに
ああ、いいお買い物だったなぁ、と
改めてしみじみ思ったのでした。


しばらくはオイルは塗らず、
このヌメのままの淡い色合いを楽しんで…

そして徐々に
オイルでお手入れして
深い深い飴色に
徐々に育てていきたいな。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

私の相方さん然り。
お友達然り。

「靴は大事!」

というポリシーの人がいて…。


ちょっと前の私は、
「でも、それって高いし無理だよ」
って思っていたけれど、
それ相応の価値がある靴は
全然元なんかとれるくらい、
お手入れしたり、パーツ交換すれば
長く寄り添えるものだなぁ、と
最近思えるようになりました。


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私が最近改めてそう思ったのは、
パラブーツとの出会い、でした。
検索したらスーパーセール対象品で早くも発見!
これは安い〜。

ちなみにパラブーツも
ビムラムソールを使ってる、と隣の相方さん談。
ご縁を感じます(笑)。



40になる前に
気付けて良かった、
私の中の、靴の捉え方です。


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この靴を買おうと決めた時、
ビスポークしたとき、
「高いなぁ。」
って正直思いました。

でも。

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私の足のために
職人さんが
一枚の革やゴムを丁寧に裁断し、
時には全身の力を込めて
針を通し、
傷がつかないように丁寧に作られて
私のところへやってきたこの子に
足を通すと…


全然、高くなかったな、と…


それどころか、

作り手さんに対して、

本当に、そのお値段で良かったですか?
と、逆に申し訳なくなるほどの思いで溢れました。





kino shoe worksさん、
素敵な出会いをありがとうございました。

おばあちゃんになっても
大切に履きます。



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